東北大学ラブライブ!研究会公式ブログ

東北大学LoveLive!研究会の公式ブログです!ラブライブ!関連のイベントやラブライブ!出身声優のイベントの感想記事、その他考察記事などを投稿したりします。

はじめましてのご挨拶

 

みなさんはじめまして!

私たち東北大学LoveLive!研究会はこのたび公式ブログを開設いたしました!

これからはこの公式ブログを通して、部員によるラブライブ!関連のイベントやラブライブ!出身の声優さん関連のイベントの感想記事、聖地巡礼記事、その他考察記事など様々な記事を発信していけたら、そして少しでも多くの人にラブライブ!シリーズやその声優さんたちの魅力を伝えていけたらいいなと思い公式ブログの開設に至った次第です。

これからも東北大学LoveLive!研究会をよろしくお願いします!

 

 

【製作レポート】トンライブ! 虹色passions!メンズアレンジ衣装

 

 

お初にお目にかかります!

トンライブ!中須かすみ役のサンクス(Twitter:@thanks_dance)です。

 

トンライブ!1stステージをご覧いただいた皆様、本当に本当に、ありがとうございました!

この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

 

衣装についても本当にたくさんの反響をいただいて、個人的にものすごく力を入れた部分だったので、泣きそうなくらいに嬉しかったです。

 

さて、今回は、大きな反響をいただきました衣装につきまして、製作秘話を大公開いたしますので、どうぞ楽しんでいってください。

 

 

 

 

 

 

1章 メンズアレンジに決まった経緯

 

コピユニのステージ衣装として考えうる候補としては、

  1. 完全コスプレ
  2. アレンジ衣装
  3. 原作衣装とは無関係な統一衣装

大まかにこの3つになってくるのではないでしょうか。

 

 

私たちの場合、「せっかくの舞台なので、本格的な衣装で踊りたい」という思いは、早い段階から多くのダンサーの中で一致していたと思います。

そんな中で、

  • 弊団体のダンサーは大多数がメンズであること
  • 早い段階で、セットリストの1曲目は虹色passions!と決まっていたこと
  • 虹ヶ咲の統一衣装のなかで最もメンズアレンジが合うこと

といった理由があり、

「虹色passions! メンズアレンジ衣装」

に決定しました。

 

個人的な話になりますが、コピユニを始めるにあたり、「誰に見せてもかっこいいと思われるようなダンスパフォーマンスを見せたい」という思いがありました。

トンライブ!初顔合わせの際にTechours様の動画を拝見しましたが、メンズアレンジ衣装でパフォーマンスされているお姿がとても素敵で、そのときから「ステージに上がるときにはこれを真似したい!」と思っていました。

 

当初の計画では、市販されているコスプレ衣装を購入してほぼそのまま使用、衣装に合ったスラックスのみを別途用意して、手直しとしては、壊れたところの補修やサイズ調整程度のものを想定していました。

しかし、ここで大きな問題が発覚。

虹色passions!衣装の男性サイズはどこを探しても市販されていませんでした。計画初期は女性サイズでもなんとかなるだろう、と軽く考えていましたが、現実はそう簡単ではありませんでした。紆余曲折の末に、既製品のYシャツやテーラードジャケットを雛形としてリメイクすることになりました。

 

 

2章 衣装解説

 

ここからは、原作衣装との比較を交えつつ、製作した衣装の解説をしていきます。

 

1節 はじめに

 

衣装製作にあたり、

優先順位が高い事項から、

  1. 服として着られること
  2. 着た状態で動けること
  3. 統一感

の3点を意識していました。

 

一項目ずつ詳しく説明します。

 

一つ目の『服として着られること』は最重要項目です。

ここがクリアできなかったために、全てのパーツを自分たちで用意することになってしまいました。サイズを小さくする方向の手直しはできても、大きくする方向の手直しはできないので……。

試しに1着、女性サイズのXL(最大サイズ)を購入し、ダンサーみんなで衣装合わせをしたのですが、まともに着られる人があまりにも少なく、笑うしかなかったのが鮮烈に記憶に残っています。

 

二つ目の『着た状態で動けること』についてですが、自分たちの最終目的はダンスパフォーマンスにあるため、動けるかどうか(≠動きやすさ)も重要でした。

ジャケットは伸縮性のない生地で作られているので、肩周りの動きやすさに直結するサイズ選びはもっと慎重に行うべきでした。ジャケットのサイズ選びは完全に失敗しました。

さらに、特に靴やパンツは動きやすさに直結する部分なので、これを履いて動けるか、ということを考えながら選びました。

このあたりは、ダンサーでないとわからない感覚になってくると思います。

 

最後に最低限、ステージ映えを意識して、『統一感』だけは追求しました。

全身を揃えたときに、生地の光沢や微妙な色味の違いは「違和感」として伝わってしまう部分です。そのため、この部分だけは妥協せず、自分の目で見て、責任を持って生地やアイテムを選んでいます。

 

正直な話ですが、素人手芸なのでディテールの再現は最初から諦めていました。

しかし、「どうしたら『それっぽく』見せられるか」という部分だけは妥協せずにこだわっています。

簡単な作業で実現できるレベルまでデフォルメ化しつつも、見ていただいている方に「虹色passions!衣装のメンズアレンジ」だと伝わるように、たくさん工夫を凝らしました。

 

今回は、そんなこだわりの数々を披露します!

 

 

2節 衣装総評:虹色passions!

 

まず、虹色passions!衣装(上半身)についてざっくりと解説します。

(今回、作製したのは上半身のみなので、ここでは下半身の解説は割愛させていただきます)

 

虹色passions!衣装は、全体的に白を基調としたシンプルな印象の衣装です。

所々に差し込まれている青色や金色が映えて、清潔感があります。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161120j:plain

 

上半身は内側から、

  • Yシャツ:ボタンが金色で華やか。着丈を詰めてカジュアルダウン。
  • ベスト:燕尾服のようにひらひらした長い裾が特徴的。
  • ジャケット:短く詰めた着丈が特徴的。

というアイテムから構成されています。まさかの3ピース!

そこにネクタイやリボンといった首回りの装飾品にたすきを加え、かなりフォーマルに寄ったアイテム構成ですね。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161226j:plain

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161251j:plain

 

しかし、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に所属するキャラクターたちはスクールアイドルなので、あまりにもフォーマルに寄った、引き締まりすぎている衣装では、彼女たちが歌う虹色passions!の楽曲が持つ世界観を壊してしまいます。

そのため、女子高生らしい「カジュアルさ」は不可欠な要素と言えます。

 

実際に、どのアイテムも形や細かいデザインに特徴があり、フォーマルなアイテムでありながら、しっかりとアイドル衣装として成立する『カジュアルさ』や『華やかさ』を備えています。

加えて、パーツ一つひとつの個性がかなり強いにも関わらず、違和感を抱かせず、素敵な衣装にまとめあげるバランス感覚。この衣装をデザインした方は本物の天才だと思います。

 

さらに、細かいポイントですが、学年ごとで、

  • ジャケットの襟の形
  • ジャケットの裾のカット
  • 首元の小物

に変化があり、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のコンセプトである「個性」という部分も表現されており、細部まで考え抜かれたデザインに感服です。

 

上で解説したような虹色passions!衣装の持つ空気感を再現するため、製作時には、かなり細かいところまで、しっかりとこだわりました。

 

 

原型となる衣装は、桜の恋(https://www.rakuei.jp/smartphone/)様より購入しました。


あらかじめ「予算1万円」で考えていたため、予算上限が決まっている以上、耐久性まで求めることはできないという仮説から、衣装業者を調べるときには細部の再現度を重視しています。

サイズが合わず、泣く泣くお蔵入りとなってしまいましたが、ジャケットの襟の形や裾の処理など、かなり細かい部分まで原作に忠実に再現されており、クオリティ、コスパともに高い衣装でした。

そのため、実際、製作していくことになった段階で、衣装を分解して研究したのですが、貴重な資料になりました。

  • 企画する側の立場として、研究資料になったこと。
  • 全員が同じ完成図を共有できたこと。

上記の2点は、この衣装の大きな功績だと思っています。

 

 

 

以下、アイテムごとに製作のポイントを解説していきます。

 

3節 パンツ

 

メンズアレンジ衣装という方針は早い段階で固まっていたため、パンツ選びも早い段階で行いました。

アイテム選びの際に考えていた基準は以下の通りです。

 

① 色味は、ホワイト>オフホワイト

ジャケットと色味を揃えたいので、雑味のない白を探しました。

 

② 「きれいめカジュアル」なスラックス

  • 光沢が少なく網目の細かいツイル生地
  • 細身でテーパードが効いていること
  • センタープレスが効いていること 

  ⇅

  • アンクル丈

テーパードの効いた細身のスラックスの場合、ハーフクッション、つまり、裾の前部分が靴に軽くかかる程度の長さがもっともフォーマルですが、あえてアンクル丈を選ぶことで、足元にすっきりとした清潔感を与え、程よいカジュアルダウンを狙いました。

 

③ 生地の伸縮性

動くことを考えると、多少、伸び縮みする生地だと理想的だと思っていました。

 

上記条件を満たすアイテムが、『レディース』の『夏物』には絶対にあると踏んでいました。ユニクロ、GU、H&M、ZARAWEGO、コスプレショップに、大穴でドンキやブックオフなど、主にファストファッションですが、仙台駅周辺のお店をとにかくたくさん見てまわりました。

 

ファストファッションブランドは、

  • サイズ展開やバリエーションが豊富
  • 比較的安価

といった理由から、9着同じものを揃えたい、少しでもコストカットしたい、という大学生コピユニ団体には適していると思います。

 

結果的に、おおむねイメージしていた通りのアイテムがZARAに置いてあったので、念入りに試着を重ねた末、ZARAのスラックスに決定しました。

 

 

企画の時点では、このパンツを原型として、グラデーションに染めるのは難しいにしても、たとえば裾に青色(メンバーカラーや金というアイデアも出ました)のリボンを縫いつけるなどして少しだけ手を加えたいと思っていたのですが、時間が足りず、結局そのままになってしまいました。

ただ、リボンを縫いつけてしまうと洗濯できなくなってしまうため、加工は一長一短だと思います。

 

数少ない欠点として、ウエストがゴムになっており、ゆるいウエストを締める手段がなかったため、一部メンバーは本番当日、写真のように腰の部分を絞って縫っていました。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161455j:plain

 

また、このアイテムはレディースサイズである以上、最悪、サイズが合わないメンバーがいることも考慮して、他にもいくつか候補を選抜していました。

下記のようなアイテムを、たとえば学年ごとで統一して3人×3種類でミックスすることも当初は考慮していましたが、試着の結果、全員が同じアイテムを着用できると判明したため、絶対に外さない白のスラックスで統一しました。

 

 

[補欠候補]

  • ZARAのジョガーパンツ(メンズ)

若干黄色の入ったオフホワイトのオックス生地で、ワイド寄りなシルエットのアイテムでした。ジャケットと合わせた時に色味や生地感の違いが気になるため、サイズがないなら仕方がないにしても、採用には消極でした。

ただ、オックス生地であればカジュアルすぎないため、開き直って全く異なる生地感のアイテムを合わせてしまうのも一つの選択肢ではあると思います。

たとえばよく見かけた「オフホワイトのデニムワイドパンツ」ですが、デニム生地はさすがにカジュアルすぎるので、スマートカジュアルな虹色passions!衣装とはイメージが大きく離れすぎて統一感を損なうため、迷わずボツにしました。

アイテム選考に際し、「衣装の世界観」はかなり強く意識しています。

 

  • WE GOのブルーのスラックス

虹色passions!衣装のスカートは白→青のグラデーションになっているため、奇をてらって青にしてしまうのもありかもしれない、という意図です。

 

4節 Yシャツ

 

Yシャツのリメイクは、コスプレ衣装を合わせたときに決定しました。

スカートとパンツではウエストの位置が異なるため、購入したコスプレ衣装のYシャツの着丈が極端に短く、仮にジャケットやベストは市販のコスプレ衣装を使えたとしても、自作は必須でした。

 

原型となるアイテムはユニクロのYシャツを購入しました。

Yシャツの生地感と襟の形は統一したかったため、ファストファッションブランドの中でもオフィスアイテムにも力を入れているユニクロが最適でした。

 

Yシャツはリメイクによってカジュアルダウンするため、

  • ブロード生地の白シャツ
  • 芯地の入った固い襟

といった要素を備えた、かなりフォーマルに寄ったオーソドックスなアイテムを選びました。

 

たとえば芯地の入っていない柔らかい襟だと、よれてだらしない印象になってしまったり、ネクタイが映えなかったりしてしまいます。

繰り返しになりますが、「カジュアルさ」は重要な要素ではありますが、「ルーズ」と「スマートカジュアル」は全く異なるので、虹色passions!衣装の持つ世界観に寄り添ったアイテムを選んでいます。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161520j:plain

 

手直しポイントは以下の通りです。

 

① 着丈

着丈を詰めてタックインせずに着ることで、清潔感を残しつつカジュアルダウンしてあります。着丈は全員53 cmで統一しました。

オフィシャルシーンのような厳格さが求められるわけではないので、しっかりとタックインしてしまうとフォーマルすぎる印象になってしまいます。しかし、カジュアルダウンするためにルーズにタックインするとだらしなくなってしまい、衣装本来の世界観を破壊してしまいます。

私は指示を出していただけなので、実際の製作の詳しいところはわかりませんが、完成品の縫い目から、みんなが頑張ってくれたことが伝わってきました。

 

 

② 袖

スーツとは異なり、ジャケットの袖からYシャツの袖が見えてほしくなかったため、また、動きやすさも加味して、半袖にリメイクしました。

ジャケットは気軽に洗うことができないため、残す袖の長さは「脇汗を吸ってくれるくらいの長さ」として適当に決めました。

袖の上側は26 cm、下側は16 cmの長さになるように詰めています。

ジャケットで隠れて見えない部分ではありますが、両側を同じ長さに裁断するよりも、少しでも自然に見えるように意識しました。

ステージ後の写真が大量にTwitterにアップされましたが、その際はジャケットを脱いでいたので、適当に切らずに見栄えを意識しておいて良かったと思いました。

 

③ ボタン

金色に付け替えました。ぐっと華やかな印象になったと思います。

 

④ 胸ポケット

蛇足なので外しました。

 

 

 

5節 ジャケット&ベスト

 

ジャケットについては最後に製作が決まりました。

最終決定を下す直前まで乗り気ではなかったのですが……。

だってこんなの、どう考えたって大変じゃないですか。

 

購入したコスプレ衣装のジャケットは、腕を動かせないほど肩周りのサイズがきつく、1曲踊るだけであちこちが破けるのが目に見えていました。

なんなら、衣装合わせだけで背中や脇がほつれました。

 

そのため、あらかじめ脇に穴を開けたり、背中にスリットを入れたりしてなんとかそのまま使おうと足掻いたのですが、さすがに限界でした。

せっかく買った衣装をなんとか使いたいと画策し、分解していく中で、虹色passions!衣装はシンプルな構成なので、素人手芸でもなんとかそれっぽいものを作ることができそうだという見通しが立ったため、全てを自作しようという方針に決まりました。

 

実際の虹色passions!衣装のジャケットですが、なんと、着丈を思い切り詰めてしまうという!

かなりの驚きポイントですが、これが裾の長いベストと合わさると、奇跡的なバランスを発揮して、全体としてはすごくいい衣装になるデザインは、本当にセンスしか感じません。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161603j:plain

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161608j:plain

f:id:tonpeilovelive2017:20211207161613j:plain




今回は、購入した白いテーラードジャケットを原型として、

① 思い切って着丈を詰めて、

② 襟や裾のラインに沿って金色のリボンを縫いつけ、

③ 別途、生地より作成した袖パーツを合体させる。

というリメイクを実施しました。

 

時間や技術の都合上、以下の項目につきましては、統一してしまいました。

  • ジャケットの襟の形
  • ジャケットの裾のカット
  • 首元の小物:ネクタイ統一

 

原型となる白のテーラードジャケットは、リアル店舗ではなかなか売っているところを見ないので、特に下見などせず、オーソドックスなスワローテイルのジャケットを通販で購入しました。

後で気づいたことなのですが、ジャケットとセットでスラックスも売られていたので、これを選べば良かったと少し後悔しています。しかも、こっちの方が安いという……。

 

偶然、ジャケットとZARAのスラックスの生地の色味が一致していたのでラッキーでした。

 

ただ、サイズについては完全に誤算で、実物を見ることができなかったため、あまり深く考えずにサイズを選び、一部メンバーにとっては動きにくい衣装ができてしまいました。

試しにワンサイズずつ買ってみるべきでした。

 

 

以下、製作の詳細を解説します。

 

① 着丈

実際の製作においても、ジャケットの加工は最後に着手したので、シャツの完成品と重ねて全体のバランスを見て、裁断する長さを、一番上のボタンのラインに決定しました。

裾の処理は、裏地の扱いが難しかったことと、時間がなかったことから、かなり手を抜きました。人に着せて、一回折り返し、着たときに平行に見えるように調整してまち針で固定、最後にまっすぐミシンをかけて完成です。

 

 

② リボン

襟や裾に沿って施されたリボンは、衣装全体に豪華な印象をプラスしてくれます。

これがあるとないとでは本当に印象が変わります。

リボンが硬かったため、襟の微妙な曲線に合わせて縫うのが難しく、近くから見ると縫い目がものすごいことになっています。

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162005j:plain

そのあたりは手作りならではの「味」ということで、多めに見てください笑

実は近くから見ると……、というポイントは結構たくさんあります。

 

 

③ 袖

袖のパーツは生地から製作しました。この部分は正真正銘、手作りです。

生地はサテンを裏返して使用しています。

 

生地選びの理由としては、

  • バックサテンの光沢や質感がジャケットと合っていたから
  • カラーバリエーションが豊富で、原作衣装に似た色を探しやすかったから
  • 他の候補となった布と比較して安価だったから(←これが決め手です!)

と、いったところがあります。

 

YouTubeで「シュシュ 作り方」と検索して、動画を参考に袖パーツを作りました。

ジャケットの袖に合わせて長方形に切り出したサテン生地にリボンを縫いつけ、長辺を二つ折りにして縫い合わせ、裏返して輪を作り、半分に折り返して完成、と思っていたのですが、片側を閉じることを完全に失念していました。

他の布を食わないように慎重に縫い進め、なんとか片側をふさいでパーツとしては完成です。

製作の参考にした動画がこちらです。

URL:https://www.youtube.com/watch?v=XwjzYg2qxMI

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162114j:plain

 

ジャケットとは手縫いで合体させています。

ミシンで頑張ろうともしたのですが、袖口が細すぎてまっすぐ縫うのが至難の技だったため、また、手縫いの方が綺麗で早くできるということで、マンパワーを投入して頑張ってもらいました。

見えない部分ではありますが、壊れるのが怖いので、仮縫いの黒い糸も通ったままになっています。

このパーツが付くことによって、一気に「それっぽさ」が増しました。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162206j:plain

 

 

そして最後に、ベストについてですが、布から製作するとなると完全な服作りになりますが、

  • 技術もない。
  • 時間もない。
  • リメイクする原型となるアイテムもない

という、ないないづくしの三重苦を抱えた末、ベストというアイテムを廃して、『ヒラヒラしたパーツを自作して、ジャケットと合体させる』ことに決定しました。

 

実際の虹色passions!衣装では、ヒラヒラしたパーツはジャケットとは独立したベストに由来するので、かなり前までヒラヒラとした裾が出てくるように出来ています。

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162319j:plain

しかし、ジャケットに縫い付ける以上、体側(体の真横)より前に裾の起点があると、見た目がおかしなことになってしまう、ということで、ヒラヒラの形、およびデザインを大幅変更しました。

衣装監督として、デザインを考案し、型紙を作り、布を切り出して1着分の試作品を作るところまで責任をもって担当しました。以降は分業です。

 

ヒラヒラの表地にもサテン生地を裏返して使用しています。理由は同上です。

実はこの生地は、ネクタイや璃奈のたすきに使われている生地と同じものだったりします。

また、ヒラヒラはかなり動く部分なので1枚布では心許なく、このパーツにはしっかりと裏地を施してあります。

表地と裏地を袋のように縫いあわせて裏返し、最後に膨らまないように縁に沿って外側に再度ミシンをかけました。

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162406j:plain

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162413j:plain

 

ヒラヒラが完成したら、最後はジャケットとの合成です。

 

ジャケットとヒラヒラは、着たときに左右でバランスが悪くならないように、人に着せて微調整を繰り返し、まち針で固定して、ジャケットの背中に出ている縫い目をなぞるようにミシンをかけて合体させました。最後にジャケットの裾の縫い目はリボンで隠しました。

若干無理のある縫い方で合成したため、ジャケットを脱ぐと、内側は大変なことになっていたりします。

正当な服作りであれば絶対にこんなやり方はしないと思いますが、見えない部分なので思い切って妥協しました。

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162551j:plain

 

合体のタイミングでは、平面的に作成したヒラヒラパーツと立体的に矛盾する箇所がでてきたため、ヒラヒラの裁縫を部分的にほどき、かなり細かい修正をたくさん加えました。

ジャケット製作では、服を立体で捉えることに苦労しました。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162610j:plain

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162717j:plain



 

 

6節 小物

 

たすきとネクタイの製作に関しては、私はジャケット製作で手一杯だったので、しずく役のsashaに丸投げしました。

他の部分についてはかなり細かい指示を出していたのですが、ここだけは本当に余裕がなく、「購入したコスプレ衣装を参考に作ってくれ」と、ざっくりした指示しかできなかったのですが、すごくいいものを作ってくれました。

製作のsashaからコメントをもらったので、そのまま紹介します。

 

① たすき

たすきは、生地を85 cm×14 cmと55 cm×14 cmに裁断して、それらをつなぎ合わせて135 cm×14 cmのサテンを作製してそれを半分に折り、リボンとともに縫い付け固定することで135 cm×7 cmのたすきが完成しました。

やはりリボンを縫いつける作業が最難関でした。特に外側の縫い付けはたすきの出来にも直結するのでかなり神経をすり減らしました。

そして、出来上がったたすきの端をL字型につなぎます。L字型のつなぎ⽬を下にすることで踊ってもたすきが暴れなくなります。これは購⼊した⾐装から学びました。

実は二枚の生地の縫い⽬は背中側に来るように作ったのですが、ミスで何個か縫い⽬が前に来ています。バレないだろうし気にしない⽅針にしました。ネクタイで隠れました。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207164036j:plain



f:id:tonpeilovelive2017:20211207162803j:plain



② ネクタイ

ネクタイは前述したヒラヒラと同じ要領で製作しました。

しかしその型取りはヒラヒラ以上に神経をすり減らす作業でした。ヒラヒラよりも⼩さいこともあり、ミシン縫いも相当丁寧にしました。

また、裏返した時に膨らまないようにするために縫い代を詰めるのですが、相当詰めなければ膨らんで不格好になってしまうのでかなりギリギリまで詰めました。その結果⼀枚詰めすぎて縫い⽬が開いてしまい、縫いなおしが発⽣したりもしました。

そして膨らみにくくするためにアイロンをかけて、最後にたすき制作で余ったメンバーカラーの布を先端に貼り付けてネクタイは完成です。

細かいポイントですが、璃奈のネクタイには、他メンバーと統一するため、ネクタイ本体と全く同じ布が貼り付けてあります。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207162923j:plain

 



 

③ 手袋

白ければなんでもよかったので100均です。ここは一番適当に選びました。

 

④ マスク

黒マスクで統一しました。

黒マスクを選んだ理由は、まずひとつは顔をスタイリッシュに見せたかったからです。そのため、膨張色の白は避けました。

虹ヶ咲の大切なメンバーの一人である侑ちゃんカラーというのも、もちろん理由の一つです。

そしてなにより、陽キャっぽくなるから!

これが一番大きい理由です。ステージ上で陽キャぶってイキりたかったので、理論武装でメンバーを説き伏せ、強引に黒マスクで統一しました。

 

⑤ 靴

GUのスニーカーを選びました。

計画当初は革靴を考えていましたが、靴決めが後手に回ってしまい、短期間で革靴に慣れるのは難しいということで、スニーカーに決定しました。

衣装が全身まっしろなので、アクセントとしてフェイクレザーの黒スニーカーで統一したかったのですが、足が小さいメンバーが多く、白と黒のミックスになってしまいました。

 

⑥ 傘

傘選びはとても大変だった記憶があります。歩夢役のだけんしに傘の調査を任せ、密に議論を重ねて決めました。

たくさん調べてもらったのですが、結局、9色のメンバーカラーを網羅している商品は見つからず、妥協案としてミックスすることになりました。

最終候補として残ったカラーバリエーションが豊富な2種類について、窓付きのキッズ傘は赤と白がなく、ビニール傘は水色がありませんでした。

フォーメーションを意識して、曲の最後の1列に並ぶときに、ビニール傘とキッズ傘が交互にはまるようにしています。

 

 

以上で衣装の解説は終了です。

最後に改めて、完成形をお見せします!

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207163119j:plain

 

 

3章 製作スケジュール

 

ここまで時系列に解説を進めてきましたが、最後に簡潔に、製作スケジュールをおさらいしましょう。

このスケジュールで、あとは自分が過労死すれば絶対に完成できる、という自信はありましたが、いつ計画が破綻してもいいように、常に保険の案は考えていました。

水面下で一部のメンバーのみと計画を進めていたので、多くのメンバーからは衣装製作は短期間でやったものだと思われているかもしれませんが、実際には、長期間、計画的に動いています。

水面下で話を進めた理由は、それが最速だからです。私たちは今年発足した団体ということもあり、ノウハウもなく、動き出しから遅かったので、「本格的な衣装でステージに立つ」と決めた以上、最速で動く必要がありました。学祭本番が11月頭だったので、衣装を着て練習することも考えると、10月上旬には衣装が一式揃っていてほしい。デッドラインは計画当初から見えていたので、そこから逆算してスケジュールを考えていました。

ただし、言うまでもないことですが、重要な意思決定の場面では必ず全員に周知するようにしています。

 

 

【第一段階:前調査】

 

7月下旬 :方針決定「メンズアレンジ虹色passions!衣装」

以前にも衣装について軽く話すことはありましたが、決断を先延ばしにしていました。

夏休みに入る前に決めないと学祭ステージに間に合わないということで、このタイミングになったと記憶しています。この時点では「しっかりとした衣装を作りたいけれど予算次第」というメンバーが多数でした。

大まかに予算やスケジュール感などの見通しを立てるために、スラックスの下見やコスプレ衣装業者についての調査を少人数で始めました。

 

【第二段階:企画①】

 

8月初旬:衣装製作決定→本格始動

練習のタイミングで予算などの説明をし、ダンサー全員から承認をもらって衣装製作に向けて本格的に稼働し始めました。

コスプレ衣装が届くまでにおよそ1ヶ月かかることから、このタイミングで動き始めないと間に合わない、という認識でした。そのため、この日練習に来られなかったメンバーについては事前に個別に説明し、承認をもらうなど、裏で手回しをしていました。

この時点では、コスプレ衣装を購入し、スカート→スラックスの変更のみでなんとかなるという想定でした。

決定の数日後には一部メンバーで採寸を行いました。サイズ面での不安はこの時点で既にありましたが、買ってみないことには始まらないということで、試しに1着、コスプレ衣装を注文しました。衣装は8月末に届きました。

 

8月中旬:スラックス購入

秋服へのアイテムの入れ替わりを恐れ、実店舗で何度か試着を重ねた末、慌てて購入しました。夏休みということもあり帰省しているメンバーもいましたが、オンラインで購入してもらいました。

レディースアイテムということもありサイズ感が想像以上にシビアだったため、帰省中のメンバーが試着できないことも想定し、何人かが試着した写真を共有するなど、裏で細かいフォローを入れています。

 

【第三段階:企画②】

 

9月初頭:衣装合わせ

この辺りから風向きが怪しくなってきました。購入したコスプレ衣装を「服」として着られるメンバーが少なすぎて、軽く絶望したのは今となってはいい思い出です。この時点では、シャツのみ自作(リメイク)で、ジャケットはなんとかそのまま使いたい、という計画でした。

 

9月上旬:リメイク会議

衣装合わせの直後には、一部メンバーで集まり、リメイクの方針を考える会議を何度か重ねています。コスプレ衣装を買う場合、納期の問題からすぐに発注しなければいけない、ということで、急ピッチで計画の修正を行いました。

コスプレ衣装のジャケットをなんとか使えないか模索し、簡単に手を動かして分解していく中で、どうにも厳しそうだと判明しました。同時に、白いジャケットさえ手に入ればなんとか自作できそうだというビジョンも浮かび、全手作りが決定。この段階で、かなりの解像度で衣装製作までの道のりが固まりました。

また、この時期は練習後に手芸用品店に足繁く通い、生地やリボンなどの下見を重ねていきました。

 

【第四段階:製作準備】

 

9月中旬:製作方針発表

製作方針や衣装合宿の構想などを全体に発表しました。会計係の設立もこのときです。

ここまでは一部のメンバーだけで水面下で動いていましたが、この段階まで進んで初めて、大多数のスタッフやダンサーを巻き込みました。

 

9月中旬〜下旬:製作準備

製作に必要な生地、糸、リボン、ボタン、ミシン針といった物品の購入を進めていきました。細かいおつかいはフットワーク軽く動ける後輩たちに頼んでいます。

同時に、レンタルミシンや作業場所確保、チーム分け、日程、当日の動きなど、衣装合宿の段取りを詰めていきました。

また、製作は作業場所を分けて行ったため、練習などの人数が集まるタイミングで採寸も進めていきました。

さらに水面下では、傘・靴選びも進めていました。

 

 

【第五段階:衣装合宿】

 

10月初頭:衣装合宿

ミシンを3泊4日で3台レンタルし、分業体制で製作に取り掛かりました。

レンタルしたミシンをそれぞれA, B, Cとし、作業行程を表にしました。

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211207163156p:plain

 

改めて振り返ると、ほとんどの人が素人だったのに、よくこのスピード感で作業を進められたと感心します。この集中力はさすがです。みんながんばりました。

 

自分が担当したジャケット以外については、事前に具体的な作業指示を出していました。

衣装合宿当日は1時間おきに定時連絡を設け、俯瞰的に全体の進捗を管理しつつ、衣装監督としてリアルタイムで細かな指示を出しました。その傍らでミシンに張りつき、ずっと作業をしていたのは最高に頭が悪かったです。

 

初日は2か所に分けての作業でした。

平日ということもあり、夕方までは研究室からリモートで監修しました。

夜はヒラヒラチームに合流し、ヒラヒラの型紙製作、生地の切り出し、試作製作までを行い、午前2時に作業終了しました。

シャツチームには、最も簡単な作業ということもあり、スピードを求めましたが、頑張って4着ぶんの着丈詰めまで進めてくれました。

 

二日目は3か所に分かれての作業でした。

ジャケット班は袖のパーツ作りを進めました。

ヒラヒラ班は前日に生地を切り出すところまで進めた甲斐もあり、夕方には完成させてくれました。その後は、小物製作に取り掛かってもらいました。

そこからはジャケットチームがミシン2台体制になりました。この日は徹夜でリボンを縫いつけたり袖パーツを手縫いで合体させたりと、ジャケットの装飾を仕上げました。夜には体力的に限界を迎えつつあったので、かなり迷走していた時間がありましたが、深夜には服飾に強いスタッフが助けに来てくれて徹夜に付き合ってくれたおかげで、なんとか作業の方向性が決まり、完成に漕ぎ着けることができました。最終日の朝の7時になってようやく、1着目の試作品が完成しました。

シャツ班はこの日の夜までに完成させてほしいという指示通りに、シャツのリメイクを完了してくれました。シャツチームのミシンは小物班へ移動しました。

 

三日目は2か所に分かれての作業でした。

小物班は1日でネクタイ9本、たすき9本を完成させてくれました。

ジャケット班はとにかくマンパワーを投資して、手縫いで袖をつける傍ら、ミシン2台体制で着丈詰め、ヒラヒラ合成を進めていきました。最後の仕上げに苦戦して、作業終了は午前2時でした。

 

実は衣装はこれで完成ではなく、学祭本番当日の朝にも若干の裁縫作業が発生しました。

スタジオを借りた際に衣装を着用して練習したのですが、踊っている間にボタンが外れる、などのアクシデントが発生したため、ステージ上で醜い姿を見せないためにも、当日、早朝に集合し、衣装を着た後で糸を通しています。

 

 

4章 衣装監督の仕事内容

 

【事前準備】

  • 衣装製作の企画立案
  • 製作のスケジューリングや段取り
  • 原型となるアイテムや生地選びのディレクション
  • 製作の作業工程の考案・指示

【製作段階】

  • 各作業場の進捗を把握、俯瞰的な立場からリアルタイムで指示

 

今回、私が衣装監督として行った仕事を簡潔に羅列しました。

 

俯瞰的な視点から完成図を予測して全体をディレクションし、現場を指揮して、ありとあらゆる工程で最終決定を下すのが『監督』の仕事です。

 

今回のようなリメイクという形だったとしても、ステージ衣装を製作しようとなったときに監督は絶対に必要です。スラックスを決めるにしても、生地を選ぶにしても、最終的な意思決定は話し合いでなく、監督一人の統一意思で行うべきと考えています。

なぜなら、これこそが衣装の『統一感』を左右する重要なポイントだからです。

 

この部分を疎かにしてしまうと、全身を揃えた時にちぐはぐな印象になってしまいます。

ステージ上で映える統一感のある衣装を作るには、監督の存在はなくてはならないものだと思っています。

 

衣装監督には、

  • ファッションに関する最低限の知識と美意識
  • 長期的なビジョンを描ける予測能力
  • 適切な状況判断をできる判断力
  • 団体をまとめ、人を動かすコミュニケーション能力

といった能力がある人が向いていると思います。

 

 

 

5章 編集後記

 

ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。

衣装製作に再現性を持たせるために実用的な文章になるよう努めて、かなり細かい部分まで具体的に書いてきました。

私たちのステージを見て、実際に衣装を作ってみよう!と思う団体様などがいらっしゃいましたら、私としては嬉しい限りです。

そうでなくても、TwitterのリプライやDMで感想や質問などを送っていただけたら嬉しいです。

 

 

ここまで感情的な話は抜きに書いてきましたが、ここで少しだけ語らせてください。

 

衣装製作は、スケジュールとの兼ね合いもあり、かなり巻いて進行しました。

私が4年生ということもあり、研究室や大学院入試と並行して、今年の春からダンスを始め、さらにそこに加えての衣装監督だったため、細かい部分まで説明している時間的な余裕はなく、ここで書いたことは身近で手伝ってくれた人たちにも話していないことばかりだと思います。

 

なので、この文章は、後輩たちに向けて、引き継ぎのために書き始めました。

後輩たちが自分の背中を見て、何か成長していってくれたら、先輩冥利につきます。

 

自分の頭の中で完結してしまっていたことを言語化してみて、本当にがんばったなあと、改めて思います。

私は、1着の服を買うために何軒も服屋を渡り歩き、理想のアイテムに出会うまでああでもないこうでもないと試着を繰り返して、半日時間を潰せるような服のオタクです。

これまでいろいろな服と出会って磨いたセンスだけで、なんとか衣装製作をやりきりました。服づくりの経験や知識は皆無です。ミシンを触るのは義務教育の家庭科以来でした。

本当に、服のオタク、がんばった。

 

同じことをもう一度やれと言われても、正直やりたくありません。

ほんっっっっっっっっっっっっっっっっとに、めちゃくちゃしんどかったです(笑)

こんな素人感満載のハリボテ衣装を作るだけでも、本当に大変でした。

それでも、完成してみんなで衣装に袖を通した時は感動したし、ステージの上でしっかりと映えてくれました。

 

本物の服作りの現場で100%のものをつくるためには、ほんとうに途方もない努力が必要なのだなあ、と半ば絶望しています。

だけど、発足初年の団体でノウハウも一切ない中で、ゼロを1にしたことは、褒めてあげてもいいのかな。

 

来年以降はアドバイザー的な立場で、計画だけ軽く携わろうかな。と思っています。

だけど、もう徹夜でミシンに張りつきたくないので、作業は免除してください笑

 

また、私は衣装監督の他にもダンサーとして、舞台構成をディレクションしたりもしていました。

同期のこんぺいとうは団体の立ち上げや、学祭出演にあたって必要な事務手続きに尽力してくれました。

 

今年のトンラ!は4年生が過労死枠だった、というのは正当な自己評価だと思っています。

団体としての黎明期にあり、団体運営のためのノウハウが蓄積されていないなかで、半年という短い期間でパフォーマンスを仕上げるためには、最上級生がある程度強引に物事を進める必要がありました。 

そのあたりも引退前にどこかで詳しく話せたらなあ、と思います。

 

そもそもの話ですが、4年生で入部して、ダンサーも衣装監督もやるって、頭が悪すぎました笑

 

それでも、暖かく迎え入れてくれた同期のこんぺいとうの存在は本当に心強かったし、4年生から突然入部した僕のことを慕ってくれた素直でかわいい後輩たちや、トンラ!のみんなには、本当に感謝しています。

 

4年生にもなって、こんなにも素敵な出逢いに恵まれるなんて、想像もしていませんでした。

3月のシャッフルフェスティバルの後、たまたま見つけたとんLのTwitterにDMを送ったときには、こんな未来が待っているなんて、想像もしていませんでした。

 

みんなと出会えてよかった。

みんなと初めてよかった。

 

辛いときもあったけれど、諦めないで、最後まで貫いてよかった。

 

だって、こんなにも素敵な仲間と、素敵な景色に出会えたから。

 

ありがとう。

学生最後の最高の思い出になりました。

 

みんなと出会えたことは、そして、みんなと走ってきた道は、胸を張って誇れるよ!

本当にありがとう!

 

 

6章 謝辞

 

コピユニ文化を創立し、文化の発展に尽力された他団体様

メンズアレンジ衣装で踊るという新たな表現を創作したTechours様

衣装製作を始めるにあたり、多大なるご助言を賜りましたTechours むーみん様に、この場をお借りして、感謝の意を表します。

本当にありがとうございました。

 

 

 

トンライブ学祭ステージ前日譚

1.初めてのご挨拶

 皆さん初めまして、とんL一回生のsashaです。いきなりですが、皆さん、『コピユニ』ってご存じでしょうか。僕は始める前からなんとなく知ってはいましたが知らない人も多いと思われるので軽く説明すると『ラブライブのパフォーマンスを"コピー"して披露する、今最もアツい集団(ユニット)のことである』(トンライブ!@TonpeiLL_copy)だそうです初めて聞きました。この『コピユニ』、東北大にも存在しましてその名を『トンライブ!(以下トンラ)』。とんLの下部組織みたいな団体です。今回はこのトンラの桜坂しずく役である私が学祭での初ステージを目前にしてコピユニを始めてからの思い出や感じたことを綴っていこうと思います。

 今のトンラ、ダンサー9人のうち5人が一回生であり、初めての顔合わせがGWだったので今回のステージは丁度半年ですね。そんなに経ったのかと書きながら驚いてます。トンラはホントにゼロからのスタートで、最初は虹やるとかaqoursやるとか決まってなく、ダンサーが集まってから話し合って決めたんです。今考えるとよくこれで人集まりましたよね、このキャラならやりたい!っていう人来ないのに。まあ実際虹やることが決まってもしばらく8人で活動してましたし。キャラすら固まっていませんでした。サンクスさんと推しが栞子とミアだった私は当初それぞれ果林さんとかすみをしてました。その後『かすみが空いてた方が人が来るだろう』というあまり根拠のない理由で私が桜坂しずくになりました。その後加入したKがかすみ役になりました。「しずくもできるよ」って言ったけど「かすみがいい」と言われたのを覚えています。でもトキランの振り入れてたら気付いたときにはかすみ役と果林役が入れ替わってました。こんな感じでメンバーが揃って発足から約一月、メンバー発表に漕ぎつけたわけです。

2.トキラン~初めての振り入れ~

 最初に振り入れしたのはトキランでした。初めの曲に相応しい上に、虹のコピユニをするなら外せない曲であるという点と、比較的簡単な曲であるという理由での選曲です。しかし相手の殆どのダンサーが初めて振り入れというものをしたこともあってかなり難航した記憶があります。さらに言えばダンサー全員がダンス未経験だったせいで基礎の習得も並行して行わざるを得ませんでした。リズム感が絶望的な人、ツーステップができない人、BPM180に体が追いつかない人など課題は山積み。そんなこともあってトキランをやると決めてから振り入れが完了するまでに一月かかりました。

3.正直舐めてた未来ハーモニー

 次に振り入れをしたのは未来ハーモニーでした。『未来ハーモニーは簡単だろう』といったなんの根拠もない理由から。完全に舐めてかかってました。しかしそんなことはありませんでした。未来ハーモニーはテンポもゆっくりで力感のない曲だったのですが、むしろそれが曲者でした。想像以上に大きく、速くなる振り、どうやって女性声優達の動きを再現するのか、ただ、基礎連を並行して行わなくなりだした影響もあって次の曲には三週間程度で進めました。進めただけでした。すべての曲の振り入れが終わっても、最後まで粗が出続けたのもこの曲でした。フォーメーション、脚の出し方、腕の振りの大きさなど、あげればキリがありません。ステージ直前まで『未来ハーモニーはやればやるだけ修正点が見つかる』なんて言われた、最難関でした。舐めてかかってすみませんでした。

4.ショートver映像との戦い、虹色Passions!&NEO SKY, NEO MAP!

 セットリストを作る上で真っ先に一曲目の候補として挙がった虹色Passions!。しかしそこには今までになかった問題がありました。映像資料があまりにも少ないのです。当時発売されていたBDには映像がなく、ゲームやTV番組くらいしか映像がありませんでした。しかもそれらの映像は見えない部分が多く、ショートverが多かったこともあり、BDで定点映像のあった先の二曲に比べて振り入れが難航することは目に見えていました。それでも何人かのダンサーは数少ない映像から二番以降の振りを解析しようとしたりと努力はしていました。また、セットリストを作る段階では九人の全体曲の数はもともと少なく、ダンス経験のないダンサーの初めてのステージでソロ曲を披露するのは荷が重いということで当初はユニット曲をショートverで各ユニットごとに一曲づつ披露するなどの案までありました。しかし全体で虹色Passions!の振り入れが一番まで終わった段階で目標にしていた学祭に20分という時間制限があることが発覚します。そこで丁度虹色Passions!の振りが一番まで入っていたこともあり、虹色Passions!とNEO SKY, NEO MAP!をそれぞれショートverで披露するという案と、虹色Passions!をfull verで披露するという案の二つが挙げられました。そしてダンサーで票をとった結果、今回の虹色Passions!(ショートver)→未来ハーモニー→TOKIMEKI Runners→NEO SKY, NEO MAP!(ショートver)というセットリストが完成しました。虹色Passions!はフォーメーション移動が今までの曲と比べると段違いで多く、フォーメーションの解析のために映像を何度も見返したり、アプリを導入して移動を分かりやすく共有したりしました。フォーメーションに苦労した一方、振り入れにはみんな慣れてきたのか、ショートverだからかわかりませんが振り入れ自体はスムーズに進みました。そしてNEO SKY, NEO MAP!の振り入れが始まりました。NEO SKY, NEO MAP!には前述した虹色Passions!と同じ悩みもあったのですがそれ以上に悩まされたのは傘でした。ステージ上に収まるサイズにしないといけませんし、いい色の傘を探すのにも相当な時間を費やしました。キレイに全色揃ったかと思えば色指定不可能のガチャシステムだったり、水色の傘だけが無かったりして、結局一種類の傘で全色揃えるのは不可能と判断し、二種類の傘に色を振り分けることになりました。そんなことがあって実際に本番用の傘が揃ったのは本番2週間前くらいだったので練習では自分の使っている傘を使って練習していました。そのせいでダンサー達の傘が何本も犠牲になりました。また、この曲の振り入れをしたのが夏休み期間だったこともあって帰省などで仙台に集まることのできないメンバーが多かったため見えないところがしばらく放置されてしまったり、振りの統一ができなかったりと障害自体は多かったのですが常に傘を持っているためか複雑な振りは少なく、四曲の中では一番まとまるのが早かった曲でした。虹色Passions!とNEO SKY, NEO MAP!の二曲はもし仮に、次にまたお披露目できる機会があればfull verで挑みたいです。

5.地獄の衣装作製

 衣装をどうするかについてもなかなかまとまりませんでした。何せまだ伝統も何もない団体、ウィッグなども付けて完全にコスプレ状態で踊るのか、キャラやキャストの衣装の再現を一切せずに揃いのTシャツなどを着て踊るのかなどの方針すら自分たちで決める必要がありました。ダンサーで話し合いを重ねた結果、ウィッグは付けない、衣装はコスプレ衣装を買ってみてから考えるという方針になりました。そして衣装は虹色Passions!の衣装が採用されました。理由は忘れましたが完成した今ではメンズアレンジもうまく出来たので大成功でした。しかしこの衣装にたどり着くまでにも様々な紆余曲折があったのです。まずはコスプレ衣装として売られているものから購入が現実的なもので、最もサイズの大きいものを試しに一着購入しました。結果から先に言えば小さすぎました。ほとんどのダンサーが着るだけで精一杯、これを着て踊るなんて想像できない状態でした。ここでコスプレ衣装はあきらめたほうが良いのではないかなんて考えすら浮かび始めました。最初は何とか購入したコスプレ衣装に切り込みを入れて動けるようにしようと工夫していましたが衣装が原型をとどめることができなくなってしまったためボツとなりました。そこで浮上した案がジャケットを購入し、そこに袖やひらひらした部分やリボンなどの装飾を加える方法です。万が一失敗した際はそれぞれのキャラのアイコンが印刷されたTシャツを着る案が保険として用意されました。そうして最初に買った衣装を参考に自分たちで布などを購入して、三泊四日でミシンを借りて三日間の衣装作製合宿が十月頭に決定しました。

 実際にミシンが到着したのは金曜日、衣装作製合宿の初日でした。そこで一部の人たちで届いたミシンのチェックや明日の段取りを確認するうちに今のうちにある程度作業を進めておいたほうがよいということになりその日の夜から作業が始まりました。具体的な作業内容としてはひたすら予め作った型に合わせてひらひらした部分の布を裁断していくものでした。その作業は夜中の三時まで続きました。次の日の作業は朝の八時半開始です。地獄ですね。前日深夜まで作業していた人たちをそんな時間に来させるのも流石に酷なのでその時間に来させるのは前日の作業を担当していなかった人たちでしたが。そこからの二日間はほとんどのメンバーに休憩時間こそありましたが四六時中どこかが作業をしている状態が続きました。結局すべての作業が終わったのは日にちを跨いで月曜日の深夜、ダンサーだけでなくスタッフも、全員が満身創痍の状態でした。特に衣装作製を主導していた四回生の中須かすみ役サンクスさんは計画段階からフル稼働していたのもあり完全にグロッキーな状態でした。そして月曜の朝にミシンを返送して地獄の衣装作製が終わったのでした。地獄とは書きましたがその分の達成感は文字にできないものがあり、この経験をきっかけにダンサーやスタッフたちのキズナも深まり、本番までの残り一か月をより集中して練習できるきっかけにもなった、プライスレスなイベントでした。

f:id:tonpeilovelive2017:20211107144500j:plain

6.本番前夜の独白

 ここから先は本番前夜の私がその時の高まった気持ちをそのまま綴ったものになります。

 つい先ほどアニガサキの8話、『しずく、モノクローム』を観終えました。しずく役に決まる前も、決まった後も今まで幾度と観てきた回ですが、気づけば涙が溢れていました。「推しじゃない」などとまで言っていた、消去法的に決まったしずく役なのに何度も見つめて、理解しようとして、演じて、気が付けばしずくのことが好きになっていました。最初は「自分の推しはしずくじゃなくて栞子とミアだ」と公言していたこともありしばらくはその感情を受け入れることができずにまるで自己暗示のように「桜坂しずくは推しじゃない」と言い聞かせてきましたが、次第に大きくなっていく『ダイスキ』の感情を隠しきることはできず、A・ZU・NA ファンミーティングで遂にその感情は爆発しました。先人は言いました。「演じれば推しになる」まさにこの通りです。

 正直なところ、今の私の気持ちは緊張よりもワクワクが大きいです。初めてのステージ、実感がわいていないというのが本音です。半年にわたって練習を続け、ようやく披露できるといったワクワク、実施のステージを見てここで踊ることを想像してのワクワクなど様々です。やはり不安も少しはありますが今までの練習と自信を胸にステージに臨みます。

AYA UCHIDA CHARACTER SONG LIVE『〜chara・melt・room〜』No.3 ライブレポート

f:id:tonpeilovelive2017:20211106115940p:plain

はじめに

 こんにちは。とんL部員のSAKAです。過去の記事を見ていただいた方であれば、スクスタの記事を書いていた人です。コロナ禍を通して、ライブが開催され、現地で参加でき、声を出せること自体が、「当たり前じゃなくなって 当たり前に気づいた」と内田彩さんのOrdinaryの歌詞をこの状況下で痛いほど実感している日々です。その中、配信ライブという新たな文化も定着しつつあります。そして9/11,12には、内田彩さんのキャラソンライブNo.3が開催され、さらにそのライブの配信も行われました。キャラソンライブということで曲の権利関係で円盤化できず、アーカイブもありません。そこでそのライブの記録としてこの記事を書きました。内田彩さんのキャラソンライブは毎年開催される(No.1は2018年、No.2は2019年)ので、この記事を通して来年以降のライブに参加するきっかけになったら嬉しいです。

※こういうライブレポートを書くのは初めてなので、拙い文章ですがよろしくお願いします。長文になってしまったので、PCで閲覧推奨です。

全体の感想

 内田彩さんのキャラソンライブNo.3は9/11に1公演、9/12に2公演行われ、自分は全部配信での参加でした。実はこのライブは去年の9/12つまりことりちゃんの誕生日に開催される計画がありましたが、コロナにより無くなってしまいました。その中止になった分より気持ちが強くこもったとても素晴らしいライブでした。また予想外の楽曲を回収できて最高でした…。

セットリスト

ラブライブ:桃色アイマリンプロジェクト:水色けものフレンズ:緑色ストライクウィッチーズ:青色その他:黄色と楽曲毎に塗り分けました。

f:id:tonpeilovelive2017:20211106122552p:plain

 

各曲レポート

1曲目 ぶる~べりぃ♡とれいん(room301・room302・room303)

 開幕のぶる~べりぃ♡とれいんは内田彩さんのキャラソンライブで恒例なんですよね。ほんと今でも内田彩さんのラブライブ楽曲のパフォーマンスを見ることができるだけで感動です…。キャラソンライブの場だからこそ可能なのだと思います。ただ、この楽曲をやるとなぜかハプニングが起こりやすいんですよ。今回の場合Room301,303ではマイクが外れる関係のハプニングが発生しました。また、2018年(第一回)のキャラソンライブでは階段でつまずいてセット少し壊すといったことも起こっていてなんか不思議な曲です。ただ今回のライブでは歌詞の「胸のボタンいじってる」を「後ろのマイクいじってる」と替え歌して、場を盛り上げました。自分は内田彩さんのアドリブ力に圧倒されました。

2~4曲目 アイマリンプロジェクトのコーナー

 内田彩さんのキャラソンライブで絶対に外せないアイマリンコーナーです!このプロジェクトはパチンコ「海物語」のメインキャラであるマリンちゃんの新たな可能性に挑戦するために発足したプロジェクトで、アイマリンちゃんという新たなキャラクターを作り出しオリジナルの楽曲や踊ってみた、MV等を作るというプロジェクトです。そこでそのキャラの声優として内田彩さんが選ばれました。なんとこの楽曲、全てyoutubeで聞くことができるんですよ!たとえばroom301の最初の楽曲であるStand up! Blaze up! (https://youtu.be/TRlxTwj5uLc)はここで聞くことができます。かっこいい楽曲、ライブで盛り上がるような楽曲がたくさんあるので是非聞いてほしいです!本音を言えば、アイマリンプロジェクトのライブイベントも是非やってほしいですね。

 今回のキャラソンライブでは3公演×3曲で9曲すべて異なる楽曲をやっていました。アイマリン楽曲はどの曲も強いので、3公演とも最高でした!全てを紹介すると長くなるので、その中でもグッときた曲のレポートをまとめました!

Stand Up! Blaze Up!(room301)
楽曲のURL : https://youtu.be/TRlxTwj5uLc

 ライブ向きの楽曲でサビがとても盛り上がります!自分は配信なので声を上げて応援していましたが、現地では声出しができないので、ブレードでそれを表現している様子でしたね。また、落ちサビではUOを折っている人も見えました。この曲のサビはとても歌うのが難しいのですが、内田彩さんの歌唱力がすごすぎて感動していました(語彙力)。そのパフォーマンスとライトが重なって最高の演出になっていました!

DEEP BLUE TOWNへおいでよ(room301)
楽曲のURL : https://youtu.be/CG6OCYzq9d0

 これは実は3人、アイマリン(CV:内田彩)ウェンディ(CV:内田真礼)ウーニィ(CV:佐倉綾音)という豪華声優陣のとんでもない楽曲です。元の楽曲では3人の個性が表れている、ハチャメチャで楽しい楽曲です。そのハチャメチャさを内田彩さん1人で精一杯表現していてとても最高でした!

Dive to Blue(room302)
楽曲のURL : https://youtu.be/Z6JRiscJkbY

 この曲はアイマリンプロジェクトで自分が一番好きな曲で、楽曲にはMVもついているのでURLから是非見てほしい。自分が現地参加したキャラソンライブNo.1,2でもこの楽曲をやっていて、ブレードで深海に染まって聞くこの楽曲はMVと重なり最高でした!!!サビ前ではクラップで会場では一体感ができ、そこからサビで一気に盛り上がります!!サビでは高まりUOを折っている人も配信でたくさん見えました。深海の中で輝くUO、ほんと映えるんですよ。その盛り上がりと内田彩さんのかっこいい歌声が最高にマッチするのがこの曲の大好きな理由の1つです。内田彩さんのキャラソンライブに行ったら絶対聞きたい曲の1つですね。

5~7曲目 けものフレンズのコーナー

 けものフレンズ内田彩さんの演じた主要なキャラクターの1つです。キャラソンライブに行くのであれば、けものフレンズの曲とその直前のMCには是非注目してほしいですね。なぜなら、内田彩さんの地声からかばんちゃんボイスに変わる瞬間があるからです。瞬間的にかつ自然にかばんちゃんボイスに切り替わるのでほんと驚くと思います。

ようこそジャパリパークへ(room301・room302・room303)

 けものフレンズではもちろん外せないこの楽曲ですね!曲の展開が様々あって聞いてるだけで楽しい楽曲です!現地は声出し禁止の様子だったので、東へ吠えたり西へ吠えたりはできなかったですが、いつか声出しできる日がくるといいですね!

なかよしマーチ(room301・room302)・きみのままで(room303)

なかよしマーチも、きみのままでもアニメ中では流れていませんが、かばんちゃんとサーバルのアニメ中の冒険とリンクしている歌詞で、どちらも隠れた名曲だとおもっています。内田彩さんの優しい歌声が心に響きます。

だーよだーよマンボ(room301・room302・room303)

 この曲は、自分はライブで初めて聞きました。けものフレンズ2のアニメは見ていましたが、キャラソンまでは追えていませんでした。自分が知らない楽曲と出会える機会になるのもキャラソンライブのいいところです。アミーゴビーストという1期のラッキービースト(ボス)のアミーゴバージョンのキャラの歌です。曲名通りマンボの曲で、グッズのマラカスを使って歌っている姿がとても可愛かったです。ただ、この曲は全体通してアミーゴビーストの声で、かつ複雑なリズムで歌わなきゃならないのでこれを3公演歌いきったのは内田彩さんの歌唱力があるからこそだと思います。

8~12曲目 様々なコンテンツのコーナー

 ここから様々なコンテンツがあるので、一部をピックアップしたいと思います。

BEAUTIFUL≒SENTENCE(room301・room302・room303)

 この曲は過去のキャラソンライブでもやっているので、とても待ってました!トリニティセブンの曲です。ほんとかっこいいんですよ!!この曲の見所は高速ラップがあり、そこがとても難しいのですが内田彩さんは見事に歌い上げるんですよ!今回もそれを聞くことが出来てほんと良かったです。

Three Hearts(room301)

 チェインクロニクルの曲ですね!この曲もキャラソンライブ常連です。今までにも結構あったと思いますが、内田彩さんの歌う曲って、実はかっこいい声で歌うものも結構あります。内田彩さん個人の曲にもそういう曲があり、是非聞いてほしいです。この曲もそのかっこいい声の曲の1つです。チェインクロニクルはあまり詳しくはないので、あまり語れませんが好きな曲です。

ノーベル賞はいりません(room301)

 RELEASE THE SPYCEの青葉初芽のキャラクターソングです。この曲は「配線ミスして電流 どっかん」といった、曲の要所要所にコール(下線がある部分)できる部分がありライブ向きの曲です(現地は声出し禁止のようなので残念でしたね)。青葉初芽はアニメ中では物を発明するキャラだったのですが、内田彩さんは間奏中にブレードを発明品と見立てて、会場ピンクに染め上げるといったアニメとのリンクがとても良かったです。

ホメホメワンダホー(room303)

 こちらもチェインクロニクルの曲です。曲名の通り、内田彩さんが演じているテリリアというキャラが、戦闘の役に立って褒めてほしいって曲です。「褒めたら伸びるよ」で内田彩さんが伸びるような振り付けをしていたのがとても可愛かったです。

ガール・ミーツ・ガール(room301・room302・room303)

 この曲はZ/X Code reunionというアニメのEDの曲です。アニメバージョンは聞いたことがあったのですが、フルバージョンはBlu-ray BOXの特典曲と入手条件が限られていて初めて聞きました。本来小倉唯さんと内田彩さん(どちらも群馬出身!)の2人で歌う曲でコーラス部分があるので、そこでうっすら小倉唯さんの声も聞こえましたね。また、歌詞の中の「やっと出会えた」がこのライブが難しい状況でやっと開催できたってことに重なります….。

12~13曲目 ストライクウィッチーズのコーナー
12曲目 君の翼に憧れて(room301・room302・room303)
13曲目 晴色スタートライン(room301)・ブックマーク ア・ヘッド(room302)・Over Sky (room303)

 服部静夏という内田彩さんが演じるキャラクターは劇場版では出ていましたが、アニメ本編には出ていませんでした。そしてついにストライクウィッチーズ ROAD to BERLINで本編に合流しました!ストライクウィッチーズはアニメ1期が2008年からととても長いコンテンツです。自分はその頃は深夜アニメすら知らないころで、見られていなかったので2期以降も見ていません。だからあまり詳しくはないんですが、内田彩さんのキャラソンがどんどん増えていくことはとても良いと思います!このライブでやった曲も素敵な曲がたくさんあったので、アニメを見てもっと知っていきたいと思います。

14曲目 スパッと!スパイ&スパイス(room301・room302・room303)

 この曲のタイトルを聞いたとき自分はパソコンの前で思わず声を上げてしまいました。この曲はかけ声部分がとにかく多くて、現地は声出し禁止なのは耐えられないのでは?って思っていました。でも、ブレードの振り方や身振りでまるで声が聞こえるかのように盛り上がっていました。内田彩さんは歌詞に合わせて「スカートひらり」でスカートをなびかせたり、「悪を蹴散らせ」でキックをしたり、サビには特徴的な手の動きがあったり、可愛い振り付けがとても多くて見所も多いです。

15~20曲目 ラブライブコーナー

 ついに来ましたラブライブコーナー!!このライブは元々去年(2020年)の9/12に開催されるものだったので、ラブライブ!10周年とことりちゃん誕生日の記念として行っていました。ということで、今までのキャラソンライブではあまりやっていない曲を歌っていて特別なライブとなりました!μ’sの10周年のイベントが無かったので、無いなら作っちゃおうといった感じで開催とのことで、こういう場をつくりだしてくれる内田彩さんにほんと頭があがらないです…。

永遠フレンズ(room301・room302)

 実は自分はラブライブ!は無印2期が始まったころに入って、初めて買ったラブライブ!関係のCDは永遠フレンズなだけにかなり思い入れがある曲です。Printempsの可愛い部分がたっぷり詰まった曲です。そして曲名と歌詞、尊いですよね…そして久々に見た野菜スティックの3色のブレードにも少し感動しますね。内田彩さんはこの曲をμ’sと自分たちの関係も永遠フレンズだよという意味で選曲していて、この曲の新たな感じ方、聴き方ができたのではないかと思います。曲の最後にハートの風船を抱きしめる姿は最高に可愛かったです。

小夜啼鳥恋詩(room301・room303)

 永遠フレンズのカップリング曲ということでこの曲もとても印象的でした。A面とのギャップですよね。この曲を初めて聴いたときはPrintempsってこんな曲もあるの!?と衝撃を受けた記憶があります。room303では告白日和→この曲の流れだったんですが、内田彩さんは告白して、その後愛が重い感じのイメージでセトリを組んだそうです。ことりちゃんの愛は重いって解釈は自分とも一致していて、画面の前でそれ!って思っていました。曲のパフォーマンスについては、2番からはハートの風船を隣に置いて階段に座って歌っていました。階段に座って歌うって姿は個人的にススメ→トゥモロウの間奏を思い出しますね。階段で座って歌う演出が大好きなのでかなり印象的でした。

好きですが好きですか?(room302)

 ことりちゃん誕生日当日の最初のラブライブコーナーでこの曲が来ました!「それでは聞いてください好きですが好きですか?」と内田彩さんが言った時、会場で声が漏れているのを配信でも拾っていたあたり、この曲を待っていた方も多かったのではと思います。この曲はまさに脳トロ曲の代表ですよね。聞いているだけで可愛さにとろけてしまいそうでした。とにかく「こっち向いて」「こっち来て」といったセリフ部分の破壊力がやばいですよね(語彙力)。曲の終盤でハートの風船を抱きしめたり、パンチしたりとハートの風船が大活躍でした。ハートの風船1つでここまで表現できるんだなと思いました。

告白日和、です!(room303)

 好きですが好きですか?といい、ことぱな曲は強すぎる!ことりちゃんの誕生日に内田彩さん本人からラブライブ楽曲をいろいろ聞けるってほんと贅沢ですよね…。個人的にはスクフェスの日替わりEX, MASとしても印象的です。告白するために勇気を出そうとしている女の子を描いた曲でとにかく可愛い!「本当は不安でも勇気だそう!」「だそう?」「うん!」の掛け合い部分や、「大好きです!」には心を奪われました。この曲の次が先ほど書いたとおり、小夜啼鳥恋詩の所で、告白から鳥かごに閉じ込めるような愛の重さを表現しているセトリになっていて、ほんと考えられているセトリだなと思いました。

Wonderful Rush(room301・room303)

 内田彩さんのキャラソンライブで初披露ですね!過去の2回のキャラソンライブで内田彩さんは、9人曲は9人の思い出が詰まっているから、気軽には歌えないと言っていました。なので、この曲名聞こえたときはかなりの衝撃を受けましたね。今回はラブライブ10周年記念・ことりちゃん誕生日と特別だからこそこの曲を選びましたと内田彩さんも言っていました。サビの通称「宮田」と呼ばれる例の振り付け部分、「もっと近くで語りあいたいな」の足蹴り!をまた見ることができただけで感動でした…。元々9人のフォーメーションダンスなため1人でどの部分を踊るのか、表現するのかを考えるのも大変だったようです。そしてコールがたくさんあるこの曲ですが声出しなしでもしっかり動きでわかりますね!まるで声が聞こえてくるようでした。

Wonder zone(room302)

 MCの流れがroom301と同じだったので、「それでは聞いてくださいWonder...」で誰もがWonderful Rushをやると思ったら、まさかのWonder zone!この粋な演出はほんと最高でしたね。アニメ中ではμ’sのゲリラライブを秋葉原やることになり、ミナリンスキーとしてメイドカフェをやっていることりちゃんが作詞を担当することになりました。そして秋葉原という場所がことりちゃんに力をくれる、「Wonder zone」なんだという気持ちを表現した曲です。この曲の状況と重ねて、内田彩さんにとってキャラソンライブのステージが「Wonder zone」なのだと言っていて、自分はとても感動していました。このライブを通して、さらにこの曲が好きになりました。

きっと青春が聞こえる(room301・room303)・どんなときもずっと(room302)

 無印ラブライブ!アニメ1期・2期のEDですね!自分がラブライブ!にハマり出した高校1年のころからでこの曲を聞いたのもまさに青春って時で、高校生の時を思い出してきますね。きっと青春が聞こえるでは、ここでもグッズのマラカスが活躍していました。内田彩さんがぴょんぴょん跳ねながらマラカスを振っていたのが印象的でした。また、どんなときもずっとの「たまにはゆっくり君のペースで やりたいことたち見つめてごらん その後頑張れ 全力でね」って歌詞に力をもらっていました。内田彩さんは「作品は永遠に続くものではなく終わってしまうけれども、どんなときもずっとキャラソンを通して繋がっていける」と言っていて、キャラソンってほんと素敵なものだなと思いました。

SUNNY DAY SONG(room301・room302・room303)

 いつかコロナ禍が終わり、9周年のようにラブライブ!シリーズみんなで集まれるようなライブを開催ができるという希望を込めて、みんなで踊れるこの曲がラストにきました。ラブライブ!シリーズを象徴する曲をこの気持ちを込めて歌ってくれるのが本当に素敵でうるっときてしまいました。ファイナルライブでμ’s と一緒に練習したサビの振り付けは、大体5,6年ぶりのはずなのに動きはしっかり覚えていました。配信で見る限りでもその動きをみんなできていて、やっぱり時間が経ってもみんなラブライブ!に対する気持ちは変わらないんだなと思いました。ファイナルライブ以降に、この曲のパフォーマンスを見ることができるなんて感動でした。そしてこの曲とことりちゃんといったらもちろん、「3歩目は大胆に」の部分ですよね!この部分は見逃さないようにしっかり見ていました。配信でも会場と一体になれた感じがして本当に良かったです。

(アンコール)(room303)

 内田彩さんのキャラソンライブの最終日の最終公演では、毎回恒例でアンコールが入ります。キャラソンライブNo.1,2はアンコールにぷわぷわーお!をやっていて、アンコールは毎回衝撃的な曲が来ます。ただ、今年はそのアンコール曲の前に、ことりちゃん誕生日ということで、ブレードをローソクに見立てて、内田彩さんがそれを吹き消すという演出もありました!このような形で推しの誕生日を祝えて最高の気分でした。今までのことりちゃんの誕生日の中で、一番といって良いほどの最高の祝い方だったと思います。

スピカテリブル(room303)

 「聞いてください スピカテリブル」この言葉を聞いたとき、感動と共に衝撃が走りました。会場も間違いなく揺れていたのではないかと思います。スピカテリブルはμ‘s 1stライブ以来で3493日とほぼ10年振りの披露だそうです。なぜキャラソンライブNo.1,2とやっていて、この曲が披露されていなかったかというと、内田彩さん自身が過去のキャラソンライブで「ことりちゃんっぽい曲ではないから歌いたくない」と言っていて、自分自身まさか来るとは思っていませんでした。個人的には初期の低めのことりちゃんの声好きなんですけどね。ライブでこの曲自体聞けることが嬉しいですが、特に間奏のセリフ部分は本当に聞けて良かったと思います。自分の勝手な考察ですが、キャラソンライブの各公演をroom○○と表わしていて、グッズには鍵をイメージしたブレードとキーホルダーがあったのですが、それはライブのサブタイトルの〜chara・melt・room〜に合わせただけでなく、スピカテリブルの歌詞の「鍵を捨てないで」を意識していたのでは?と感じました。

 

さいごに

 このライブレポートを通して少しでも内田彩さんや、内田彩さんのキャラソンライブに興味をもってもらえたら嬉しいです。ライブ中では来年以降も毎年やっていきたいとのことで、キャラソンライブはどんどん続いていくと思います。キャラソンライブを通して知っている作品であれば、いつでもその曲を通してその作品を振り返られる、そして知らない作品であれば新たに知るきっかけになる。キャラソンにはそういった素晴らしい力があるとキャラソンライブNo.1,2,3通して何度も内田彩さんから伝わってきました。もしμ‘sの曲をまた聞きたいな!内田彩さんの他のキャラソンも知りたいな!って思ったのであれば、このキャラソンライブはとてもオススメです!

 とても長文のレポートとなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

楠木ともりさんの紹介

f:id:tonpeilovelive2017:20211105000356j:plain

 

こんにちは!とんL1年の翔大です!私はラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の優木せつ菜役を担当しているともりること楠木ともりさんを推しています。ともりさんのことを多くの方に知ってもらいたいと思い、勝手ながらともりさんのことを紹介していきたいと思います。

 

まずは経歴やプロフィールから紹介します。

誕生日

1999年12月22日

身長

154cm

特技

絵を描くこと
トランペット

趣味

作詞・作曲
音楽を弾く、聴くこと
画材屋さんめぐり
ゲーム
ネットサーフィン

(ソニー・ミュージックアーティスツhttps://www.sma.co.jp/s/sma/artist/441?ima=0000#/news/0より)

 

2016年にソニー・ミュージックアーティスツ主催アニメオーディション『第5回アニストテレス』にて特別賞を受賞しそのまま同事務所に所属。2017年に『エロマンガ先生』の女子中学生役として声優デビュー。翌年『メルヘン・メドヘン』にて初主役を務める。

 

 

1.声優編

代表作

・2018『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』レン/小比類巻香蓮役

・2018『アニマエール!』舘島虎徹

・2019『アサシンズプライドメリダ=アンジェル役

・2020『デカダンス』ナツメ役

・2021『先輩がうざい後輩の話』五十嵐双葉役

・2020『プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat初音ミク』宵崎奏役 など

 

デビューした年から『きららファンタジア』のきらら役に抜擢され、翌年には多くのアニメに出演し、主役級の役を3つも担当しています。すごいですね。

彼女は養成所に通っておらず、独学で声優について調べて練習していたそうです。

 

 

2.歌手編

彼女は歌手志望でオーディションを受けていたこともあり、歌手としての活動も行っている。アーティストデビュー前はインディーズとして活動しており、自身で作詞・作曲した曲や他のアーティストのカバーなどをライブで披露していた。2020年8月19日に『ハミダシモノ』でアーティストデビュー。レーベルはSACRA MUSIC

 

ディスコグラフィー

・2018『Acoustic CD [bottled-up]』

・2019『■STROKE■』

・2020『ハミダシモノ』

・2021『Forced Shutdown』

 

◆ライブ・イベント

・2018 Kusunoki Tomori birthday live『scene of light』

・2019 楠木ともり サマーライブ2019『シンキロウノチカガミ』

・2019 Kusunoki Tomori coming-of-age『WRAPPED///LIVE廿』

・2020 Kusunoki Tomori Birthday Candle Live『MELTWIST』

・2021 Tomori Kusunoki Story Live 「LOOM-ROOM #725 -ignore-」

 

こうしてみるとかなりライブを行っていますね。リスアニライブや今年のアニサマFM802 MINAMI WHEELにも出演していますし、イベントにも数多く出演しています。私が彼女を追うようになったのは2020年(私が受験生のとき)からなのでその前に3回もライブを行っていたことに驚きました。

 

 

次に私が思う彼女の魅力について書いていこうと思います。

彼女の魅力はやはりその声にあると思います。声優としての役の幅の広さもそうですが、聴く人を夢中にさせる芯のある歌声も魅力的です。彼女が出演する新しいアニメを見るとこのキャラを演じているとわかっていても「本当にともりさん?」と思うことがあります。そして歌については、アニメのキャラの声や普段の声からは想像もできないような力強い声で歌う事もあれば、私達の心に寄り添ってくれるような優しい声で歌うこともあります。私が文字で書くよりも実際に聴いてみたほうがわかりやすいと思うので、聴いてほしい曲を書いておきます。

 

・『僕の見る世界、君の見る世界』(https://www.youtube.com/watch?v=flso-7QjrH4)

・『Forced Shutdown』(https://www.youtube.com/watch?v=ECF6acvCDGo)

・『sketchbook』(https://www.youtube.com/watch?v=iW7ooNZZEJE)

・『ロマンロン』(https://www.youtube.com/watch?v=hOyDpI1XwgM)

 

以上の曲はYouTubeで配信されているので、是非聴いてみてください。

 

 

 

さらに、彼女のすごいところは上にも書いた通り、彼女の殆どの曲を彼女自身が作詞・作曲しているところです。

彼女自身の言葉、曲から創り出される彼女だけの世界に自然と引き込まれていきます。これでまだ21歳なんですよ。才能が溢れていて恐ろしい…

 

そして、なんと言っても彼女の人柄が最大の魅力だと思います。

普段の配信やラジオなどでは「ゲラ」と言われるほど、配信の殆どの時間笑っています。笑顔が溢れていてとても雰囲気がいいです。私自身も笑いながら聴いていて、あっという間に時間が過ぎていきます。

しかし、彼女は音楽や彼女の演じたキャラに対して真摯に向き合っており、普段の姿からは想像もできない表情を見せます。そのギャップにハマっているのかもしれませんね(笑)。

EPに収録されている曲はどれも違った楠木ともりが見られると思います。

すごくラーメンが好きで毎朝ラーメンを食べているのも有名ですね。

彼女のラジオでもラーメンを紹介するコーナーが有り、グッズとして丼&レンゲも発売されています。深夜のラーメンコーナーはお腹が…(笑)

 

拙い言葉で表現してきましたが、楠木ともりさんの魅力は彼女の作品に触れてみるのが一番わかるのかなと思います。

是非一曲だけでも、一番だけでも彼女の曲を聴いてみてください。彼女の独特な世界に引き込まれていくと思います。私自身も先日のA・ZU・NAのファンミで初めて彼女を生で見て、生の歌を聴いて、もっと彼女の声を聴きたいと思えました。

11/10には3rdEP『narrow』も発売され、12月にはメジャーデビュー後初の有観客ライブが開催されます。クリスマスが待ちきれません。

 

 

これからも声優・アーティストの楠木ともりさんを応援していきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ラブライブ!スーパースター‼ 聖地巡礼マップ

f:id:tonpeilovelive2017:20211106130405j:plain


こんにちは、とんL二年生の「リュウタ」です。

今、課題に追われながらこの記事を書いております笑 

皆さんは「ラブライブ!スーパースター‼」見ましたか?

とても良かったですよね! 

今はLiella!がライブツアーがやっていますが、こちらもとても楽しみです! 

 

さて、今回の記事では、「ラブライブ!スーパースター‼」の舞台である、原宿表参道青山、その他の聖地をGoogleマップにまとめました。

ただし、筆者の都合とこのご時世という理由から、Sunny Passionの住む神津島は巡礼できていないため、マップには入れていません。(今年の春休みから来年の夏休みまでに問題がなさそうであれば巡礼したいと考えています。)

 

以下、このマップの使い方を紹介します。

写真はこのリンクから入ってください。

www.google.com

このマップは聖地となる場所か、その写真を撮ることが出来る場所にピンを打っています。

「マイマップで開く」をしていただくと、ピンがグーグルマップ上に表示されるようになるため、位置情報とピンの位置から、聖地を巡れるようになっています。(レイヤーはシンプルに設定すると見やすいです。)

ピンの位置についたら、マップにある写真から聖地の画角が分かるようになっています。

しかし、写真はシーン全てを網羅しているわけではないので、そこで説明が活用できます。

説明は、そこがどの話数にあるか、どのシーンか、どのPVにあるかなどを書いてあるので、もしも、物足りないと感じた方は説明を参考に自分で調べることが出来ます。

 

*製作時に方針を変更した関係で、貼ってある画像は私の撮った聖地の画像のみになっています。1~2週間を目安に聖地とアニメ画像を合成したものに置き換える予定です。(2021/11/05時点)

逢田梨香子 2nd EP「フィクション」紹介

f:id:tonpeilovelive2017:20211104143716j:plain

 

こんにちは、部員のきのこです!記事名からお分かりかと思いますが、普段は桜内莉子役でおなじみの逢田梨香子さんのオタクをやっています。

今回は逢田梨香子さんの2ndEP「フィクション」の収録曲について個人的な見解満載でお話していこうと思います。よろしくお願いします!

 

◆基本情報

まず、フィクションの基本情報は以下のようになっています。

発売日 2021年2月24日

収録曲 

1.Dream hopper 

作詞:志渡ななみ 作曲・編曲:野間康介

2.フィクション 

作詞:逢田梨香子 作曲:光増ハジメ 編曲:前口ワタル

3.退屈が大好き 

作詞・作曲:カジヒデキ、新井俊也

4.花筵     

作詞:逢田梨香子 作曲:小倉しんこう 編曲:市川淳

 

 

◆ジャケットについて

f:id:tonpeilovelive2017:20211101230639j:plain

初回限定版

 

f:id:tonpeilovelive2017:20211101230630j:plain

通常版

このジャケットを見た瞬間目に飛び込んでくる妖艶な

これまでの逢田さんのジャケットやMVは、落ち着いた色合いのものが多かったので、初公開時には新しい逢田さんの姿を見ることが出来る喜びとワクワク感で満ち溢れたような気分になりました。

また、青い手が本を持っていたり、カバンを持っていたりと付き人のようなことをしている非日常感や逢田さんが鏡台の前でメイクをされているなど、"何者かを演じる前の女優の姿を連想するような表現"が「フィクション」の世界観を物語っているように感じます。

 

では、いよいよ次は収録曲についてお話ししていきましょう!

 

◆1. Dream hopper

この曲は逢田さんの初主演アニメ「装甲娘戦記」のOP曲になっています。(初主演おめでとうございます!)

ポップで可愛い印象がある曲で、曲全体から希望や前向きさを感じます。

特に強くそれを感じるのは、1番では「小さな希望という名前の種を握りしめてただ信じて走ってきた」、2番では「上手くいかない日だってきっとあるけれど希望の花を私らしく育てていくよ」と歌詞に変化がある部分です。

初めは小さな種だった希望が花開き、自分らしく前へ進んでいこうとしているのがよく伝わります。

 

【MV】

youtu.be

 

また、この曲は2ndEPの中で唯一MVがある曲でもあります。このMVは曲の持つ可愛さに加えて少しシュールで面白い内容になっています。

やや奇抜な色使いや、コインランドリーでのダンス、洗濯機に頭を突っ込んでいるなど、まるで夢の中のような不思議なシーンが多くあります。(このMVを見た後は誰もが洗濯機に頭を突っ込みたくなるでしょう。)

逢田さんが映ると洗濯機すらお洒落な小道具に見えるのは逢田さんの被写体としての圧倒的な強さを示していると思います。そして黄色い服を着たポニーテールの逢田さんも、ワンピースを着たショートヘアの逢田さんもすごく可愛いです。

 

また、hopperとはバッタという意味なのですが、サビのダンスにはそのイメージが取り入れられているように見えます。MVのラストには衝撃展開が待っているのでぜひ見てみてほしいです。

 

◆2. フィクション

この曲は逢田さんが作詞をおこなっています。

逢田さんは、これからの逢田梨香子を引っ張っていく曲として、かなりこだわりを持って今までの逢田梨香子像の破壊をしようと思った、とおっしゃっていました。

 

全体的にダークな印象がある曲で、自分では止められない悪夢が繰り返され、とらわれているような内容になっています。個人的には嘘で塗り固められた偽りの自分ばかりが先歩きして本来の自分が消えていく時の葛藤を表現しているのではないかと思います。

ダークな世界観の曲ではありますが、逢田さんの歌声のかっこよさに魅了される曲でもあります。

大人で、艶っぽくて、今にも魅了されてしまいそうな歌声は何度でも聴きたくなるはずです。

 

 

◆3. 退屈が大好き

私がこのEPの中で特にこの曲が大好きです。まず特徴的なのは"声"です。今までの逢田さんの曲にはなかった新しい歌声で、少し幼くてかわいらしい印象があるのにどこか機械的な感じもして、現実に退屈して妄想をするこの曲の主人公にとてもあっているように思います。

また、そのイメージは歌詞にも表れています。例えば、「生傷絶えない街は絶望的 まだ出会えぬ王子様は流動的」など、あまり現実味がなく、かわいらしくてほんのりグロテスクな表現が点在しています。

この曲を聴くと、世界が少しコミカルな非日常になったような気分になれるのでとてもおすすめです!

 

 

◆4. 花筵

この曲の作詞も逢田梨香子さんです。曲名の花筵(はなむしろ)は花が散ったことによってできた道という、想像しただけで儚くて綺麗な意味があります。

 

逢田さんはこの言葉をもとに作詞をなされたそうです。この曲を最初に聴いたとき、失恋ソングだと思ったのですが、逢田さんは幼少期のお祖母様との思い出や抗えない別れをイメージして歌詞を書かれたそうです。

未熟な人間が成長していく姿をえがいたともおっしゃっており、そのお話を聞いてから曲に対するイメージが大きく変わりました。

 

曲の終盤の「悠遠に果てしなく続いてく道 柔らかな風に1人押されて」という歌詞のあたりから伴奏にオーケストラが加わり、別れを受け入れつつも、強く前を向いていこうとする気持ちを後押ししているように感じます。EP「フィクション」のエンドロールにぴったりな静かで素敵な曲となっています。

 

 

◆おわりに

いかがでしたでしょうか?

4曲ともそれぞれ異なった逢田さんの表現を感じられて大好きなEPなので、その魅力が少しでも伝えられていたら本望です。

もちろん1stアルバムの「Curtein raise」、1st EPの「Principal」にも良い曲がたくさんあるので、この記事をきっかけに逢田梨香子さんのアーティスト活動に興味をもっていただけたら嬉しいです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

画像出典:RIKAKO AIDA Official Website

Ai Furihata "Trip to BIRTH”

こんにちは。とるねーこといいます。

皆さん、このご時世どうお過ごしでしょうか。自分は最近、過去の生放送だったりライブ映像を見返したりしています。

特にライブ映像、オタクの声がしっかり入ってて正に”ライブ”って感じがしていいなぁとか思ったり。

いつかそんな日常が戻ると良いですね。

前置きはさておき、今回は2/18,19に行われた、ソロアーティスト 降幡愛のバースデーライブ 「Ai Furihata "Trip to BIRTH”」の1日目 夜公演に参加してきましたので、その感想とかを書いていきたいと思います。

CYaRon! 1st以来約1年ぶりのライブレポートなので、どうやって書けばいいのか忘れてる自分がいます。

皆さんの暇つぶし程度になれば幸いです。それでは行きましょう。(何処へ)

(ライブからちょうど1ヶ月経ってるのは勿論狙ってます。嘘ですサボってました。)

初めに

まずこのライブ、ドレスコードがありました。

今まで何回かライブは行ってきましたが、スーツでライブ行ったのは初めてでしたね。

そしてこのライブ、酒が飲めます。

酒が飲めます。

なんとライブ会場にバーカウンターがあり、そこでお酒やら食べ物の注文ができるんです。

降幡愛さんの世界観に完全にマッチしていましたね。この時点で満足です()

 

セットリスト

 

パープルアイシャドウ

まあ1曲目に来るだろうなと思ってた曲です。2ndミニアルバムで先行配信されてましたし。

いやそれにしても降幡さんの衣装が良い。ふりっふりです。降幡だけに(爆笑)

ソロアーティストとしてのお写真はカッコいい系で攻めることが多かった印象ですが、まさかまさかの可愛い系。とてもいいと思います。(何様)

「雨」の描写がとても印象的な曲です。 

”雨が嫌いな私だから 

  今日は薄化粧で会いに行くわ”

うーん深い。(コメントは浅い)

RUMIKO

そして2曲目もこれだろうなと思ってました。というのもこのRUMIKOという女の人、実はパープルアイシャドウの主人公なんですね。

このRUMIKOが年下の男の子を誘惑、翻弄する、そんな内容の歌なわけです。

自分は専ら同い年or年下好きなわけですが(聞いてない)、この曲聴いて年上もアリだなぁと思いましたね。

色々な世界の片隅を覗かせてくれる、そんな降幡さんの歌詞に脱帽するばかりです。

OUT OF BLUE

MC挟み、感謝を込めて、という前振りでこの曲が来ました。

目立たないんですけど、結構好きだったりします。

バラード調で沈んでいくような、溶けていくようなそんな感覚になります。

YOASOBIじゃないですけど。

OUT OF BLUEは「突然」みたいな意味があるんですね。青天の霹靂的な。あれは雷か。

 ”マフラーの音”みたいなワード、80年代を強く感じますよね。

頭文字Dもガッツリ読んでいるみたいなことどこかで言ってたと思うので、そういうのも歌詞に活かされているのかもしれません。

愛が止まらない

そして来ましたカバー曲。

降幡さんのライブにおけるカバー曲って、実は若い世代にとっては結構博打だったりするわけです。

ゴリゴリの80年代なので、分からない曲が来る可能性が大いにある。

でも私は運が良かったみたいです。カバー曲はWinkさんの「愛が止まらない」でした。

そしてこの曲デュエットなんですけど、まさかのパーカッションの会原さんと即席デュオ。

その名も「まばたき」

いや和訳しただけじゃん。

何でこの曲知ってたんですかね。親の影響もあるとは思うんですけど。

でも知らなかったとしてもとても心地よく聴けるのが、80年代の不思議な魅力だと思ってます。

どこか懐かしい、どこかで聞いたことがある。この曲もそんな曲でした。

桃源郷白書

まさかのチャイニーズサウンド。初めて聴いた時に良い意味で一番驚かされたのはこの曲でした。

この曲の感想、なんていうか書きずらいんですよね……

歌詞を読めば分かると思います……

まあでもこういうテイストの曲を”ソロアーティスト 降幡愛”として聴けるのは良い事なのかもしれません。

Yの悲劇

そしてMCを挟んで来ましたライブで一番盛り上がる曲。Snow halationではないです。

XジャンプもといYADA・YADAポーズ、癖になります。

しかも降幡さんが観客を煽る煽る。AqoursのライブでイケボでOne more time?なんて言う降幡さんは見られませんからね。

めちゃくちゃカッコいいです。

しかもサックスソロはパーカッションの会原さんが吹いちゃうっていう。

お前何でもできるのかよ……

めちゃくちゃカッコいいです。

ちなみにYADAという回数は108回です。野球ボールの縫い目の数ですね。

(そこは煩悩の数だろ)
声が出せるようになったらもっと楽しいこと間違いないんですけどね……

その日はいつになるのやら。

SIDE B

自分が2ndミニアルバムで一番好きな曲です。疾走感が堪らない。

ライトが色を変えながら明滅する演出も曲調に合ってて思わず高ぶりました。

そして最後留守番電話のコール音が鳴り響く時、会場の電気が落ちるという粋な演出。

聴いた段階で一番好きだったのに、まさかライブで更に好きになるとは思いませんでしたね。

ルバートには気を付けて!

そして最後の曲になりました。

ルバートとは音楽用語で、「テンポを自由に変える」、「自由な速さで」、「盗まれたテンポ」なんて意味があります。

人生そんなうまくいくことばっかりじゃないよ、そういったメッセージ性がありますね。

そして何と言っても”さりげなく”という歌詞を歌う時の振付が最高にカッコいいんですよね。もう一回見たい。

CITY

そしてアンコール後一発目、これが原点にして頂点。

初めて聴いた時は誰もが驚いたと思います。

よっしゃよっしゃわっしょいとか言ってる人と同じとは思えない。

どこぞやのお姉ちゃんDJも流してたりしました。

肝心の曲はというと、Cメロのギターソロがとにかくカッコいい。

80年代のギターサウンドってなんであんなに哀愁漂う感じになるんですかね。

80年代の特徴であるシンセサイザーに影響を受けるのかもしれません。

そして何と言ってもこの曲では、背後のカーテンが開いて夜景が見えるっていうトンデモ演出があったんですね。

ちなみにライブ地であるBillboard Live TOKYO、なんと六本木にあります。

オタクが拝んでよいものだったんでしょうか。最高の景色でした。

うしろ髪引かれて

そしてMCの後、4月リリースの7インチレコード"AXIOM"から新曲の発お披露目でした。

「春」を意識して作詞されたという事でしたが、曲の雰囲気もどこか懐かしい春の曲、そんな印象を受けました。

キャンディーズさんの春一番みたいな感じですかね。Prima Portaもカバーしてたあれです。

発売が楽しみです。

真冬のシアーマインド

そしてラストはこの曲。最近MVが公開されましたけど、「これが令和の時代に公開されるMVなのか……?」と良い意味で驚きました。

まさか縦横比4:3の動画ぶち込んでくるとは思いませんでした。 

古いTVのCMの横端が切れてるあれです。とんでもねえな……

しかも画質もわざと落としてるんですよね。

高画質、高音質を求め続ける昨今の映像業界に真っ向から向かっていくその姿勢、これこそ正に”降幡ワールド”なのでしょう。

曲そのものはというと、 TOKYO MX「日曜はカラフル!!!」のオープニングテーマに採用されるだけあって明るめの曲調、サビにもクラップが入ったりと楽しいです。

良い意味でもまともな恋愛を描いた曲ってあまりなかったので、とても新鮮でしたね。

 

最後に

まず今回のライブはCYaRon! 1st以来の現地だったわけですが、やはり配信とは感動が桁違いでした。

声は出せない状況下ではありあましたが、あのライブならではの”音に曝される”感覚、やはり良いものです。

さらに今回のライブは生バンドだったので、配信されているのとは違ったアレンジが聴けたりと大満足の結果でした。

そして4月にはZeppツアー、新曲と楽しみが目白押しです。

横浜公演の方には参加が決まってますので、またその時にもライブレポ書こうと思います。

シンデレラタイムを現地回収するまでは死ねませんね。(一番好きな曲なので)

そして、このような大変な状況下でライブを行うために尽力してくださったライブ関係者の皆様に今一度感謝の言葉を。

本当にありがとうございました。

これからも”ソロアーティスト 降幡愛”の活躍を心から願っています。

そんなところで今回は筆を置きたいと思います。

それでは。